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【Logic】中間論法の解説

最終更新:2026-01-15

概要#

中間論法(ちゅうかんろんぽう、Middle Ground)は、対立する二つの主張があるとき、その中間(妥協点)にある意見こそが真実である、あるいは最も優れていると見なす誤謬である。


例と不適切な理由#

例1:科学的知見と陰謀論#

「A氏は『地球は球体だ』と言い、B氏は『地球は平面だ』と言っている。両者の言い分を尊重して、間を取って『地球は半球形だ』とするのが最も公平で客観的な結論だ」。

  • 不適切な理由:一方が完全に正しく、他方が完全に間違っている場合、中間を取ることは単に「半分間違った結論」を採用することにしかならない。客観性は中立性とは異なる。

例2:バグの原因究明#

「エンジニアAは『原因はメモリリークだ』と言い、Bは『ネットワーク設定だ』と言っている。議論が平行線なので、間を取って『両方に少しずつ原因がある』ということにしよう」。

  • 不適切な理由:物理的な不具合の原因は通常特定のアクションに起因するものであり、政治的な妥協で決めるべきものではない。

対処法#

  1. 事実の優先:意見の衝突を解消すること(合意)を目的とするのではなく、どちらの主張がより強固な証拠に基づいているかを評価する。
  2. 妥協の拒否:事実はしばしば極端な(どちらか一方に寄った)ものである可能性を考慮する。
【Logic】中間論法の解説
https://ss0832.github.io/posts/20260115_argumentum_ad_temperantiam/
Author
ss0832
Published at
2026-01-15
License
CC BY-NC-SA 4.0