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【Logic】前後即因果の誤謬の解説
最終更新:2026-01-15
概要
前後即因果の誤謬(ぜんごそくいんがのごびゅう、Post Hoc Ergo Propter Hoc)は、「Aが起きた、その後にBが起きた。したがって、AがBの原因である」と短絡的に推論する誤りである。
事象Aが発生した。 その後、事象Bが発生した。 ∴ AはBの原因である。
時間的な前後は因果関係の必要条件ではあるが、十分条件ではない。単なる偶然や、共通の第三要因(交絡因子)が存在する可能性がある。
例と間違っている理由
例1:雨乞い
雨乞いの儀式を行った。 翌日、雨が降った。 したがって、儀式には雨を降らせる効果がある。
間違っている理由:儀式を行わなくても気象条件によって雨が降った可能性がある。単にタイミングが一致しただけの偶然(相関)を因果と誤認している。
例2:システムの不具合
サーバーの設定ファイルを変更した。 5分後、ネットワーク全体がダウンした。 俺の変更が原因に違いない。
間違っている理由:タイミングは怪しいが、同時刻にISP側の障害が発生していたり、ハードウェア故障が起きていたりする可能性がある。ログによる検証なしに原因を断定するのは危険である。
例3:ジンクス
この靴下を履いて試合に出たら勝った。 次も勝つためにこの靴下を履こう。
間違っている理由:靴下の着用と試合結果に物理的な因果関係はない。精神的なプラシーボ効果はあるかもしれないが、論理的な因果関係とは区別されるべきである。
対処法
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対照実験(比較)を行う 「Aをしなかった場合」にBが起きるかどうかを確認する。
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メカニズム(機序)を説明できるか考える AがBを引き起こす具体的なプロセスや原理が存在するか検討する。
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交絡因子の存在を疑う AとBの両方に影響を与えている別の隠れた要因(C)がないか探る。
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