Home
420 words
2 minutes
【Psychology】フレーミング効果の解説

最終更新:2026-01-23

概要#

フレーミング効果(フレーミングこうか、Framing Effect)は、同一の選択肢であっても、その提示方法が「利得(ポジティブな枠組み)」として強調されるか、「損失(ネガティブな枠組み)」として強調されるかによって、意思決定者の選択が逆転する認知バイアスである。


例と発生機序#

例1:手術の同意率#

医師が患者に対し、ある手術の結果について説明する際、「生存率は90%です」と伝えた場合と、「死亡率は10%です」と伝えた場合を比較すると、前者の表現の方が同意率が有意に高くなる。論理的には同じ確率であるが、受け手の印象は異なる。

例2:食品の表示#

「赤身率80%」と表示された挽肉と、「脂肪分20%」と表示された挽肉では、実質的な成分は同じであっても、消費者は前者の方を「より健康的である」と判断し、購入する傾向がある。

発生機序

  • プロスペクト理論:人間は、利益を得る喜びよりも損失を被る苦痛を大きく感じる(損失回避性)ため、ネガティブなフレーム(死亡率、脂肪分)に反応してリスク回避的な行動をとる。

対処法#

  1. リフレーミング:提示された情報を逆の視点(生存率⇔死亡率)に変換し、感情的なバイアスを中和して再評価する。
  2. 数値の絶対評価:パーセンテージや印象語ではなく、実数や期待値に基づいて計算を行う。
【Psychology】フレーミング効果の解説
https://ss0832.github.io/posts/20260123_framingeffect/
Author
ss0832
Published at
2026-01-23
License
CC BY-NC-SA 4.0