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【Psychology】ハロー効果の解説
最終更新:2026-01-23
概要
ハロー効果(ハローこうか、Halo Effect / 光背効果)は、人物や物事を評価する際、顕著な特徴(外見、肩書き、特定の実績など)の印象が、それとは無関係な他の要素の評価にまで肯定的な(あるいは否定的な)影響を及ぼす認知バイアスである。
例と発生機序
例1:採用面接
外見が清潔で身だしなみが整っており、挨拶がハキハキしている応募者に対し、面接官は無意識のうちに「知的能力が高い」「誠実である」「リーダーシップがある」といった、外見とは直接関係のない能力まで高く評価してしまう。
例2:企業のブランドイメージ
ある企業が環境保護活動に熱心であるという情報に接すると、消費者はその企業が製造する製品の「品質」や「安全性」まで優れていると思い込む(ポジティブ・ハロー)。逆に、一度の不祥事で全製品が悪く見える(ネガティブ・ハロー)場合もある。
発生機序:
- 一貫性への選好:人間は、同一対象の中に「良い属性」と「悪い属性」が混在している状態(認知的複雑性)を嫌い、全体的な評価を統一しようとする傾向がある。
対処法
- 評価項目の構造化:採用や人事評価において、評価項目(スキル、実績、行動特性など)を細分化し、項目ごとに独立して採点する。
- ブラインド評価:可能な限り、評価対象者の属性情報(名前、顔写真、学歴など)を伏せた状態で、成果物のみを評価する。
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