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【Psychology】リンゲルマン効果の解説
最終更新:2026-01-23
概要
リンゲルマン効果(リンゲルマンこうか、Ringelmann Effect)は、別名「社会的手抜き(Social Loafing)」とも呼ばれ、共同作業を行う集団のサイズが大きくなるにつれて、個々のメンバーが発揮する努力の量が無意識に低下する現象である。
例と発生機序
例1:綱引き実験(原典)
1人で綱を引くときの力を100%とした場合、2人で引くと一人当たり93%、3人では85%、8人では49%まで低下する。人数が増えるほど「誰かがやってくれるだろう」という心理が働き、全力を出さなくなる。
例2:大人数の会議での発言
参加者が5人の会議では全員が活発に発言するが、20人の会議になると、大多数が「自分が発言しなくても会議は進む」と考え、傍観者(Free Rider)と化す。
発生機序:
- 責任の分散:結果に対する個人の責任の所在が曖昧になるため。
- 評価の懸念の低下:集団の中に埋没することで、自分の努力不足が他者に気づかれにくいと認識するため。
対処法
- 個人の貢献の可視化:チーム全体の成果だけでなく、個人のタスク遂行状況や貢献度を測定・評価する仕組みを導入する。
- 小集団化:Amazonの「2枚のピザ理論(チームはピザ2枚で賄える人数=約6~8人以下にすべき)」のように、チームサイズを適正規模に保つ。
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